2013年5月15日
第3章『業績を上げる社員の作り方』
1節:自立するまでのスピード
【元々の社員と新たに採用した社員】
私ごとではあるが私は、途中で自立した人の事が、好きで、好きでたまらない。
人が変わると言う事は、本当に凄い事だと思うし、唯でさえ貴重な絶滅危惧種の様な自立社員に途中から変わるなんて奇跡じみた芸当をやってのけた社員さんを好きになら道理がどこにあろう事か?
従って、私は知り合った社員さんにはなるべく、少しでも自立してもらうべく接している。相手からするとかなりお節介な話だろう。
そもそも、自立社員になりたい何てこれっぽちも思ってない人からすれば大きなお世話だろう!
だから、全員にはその様な接し方はしないのだが・・・(本当は全員にしたいけど・・・)
しかし、もっと厳密に言えば、自立してもらうための接し方を出来る社員さんと出来ない社員さんが存在すると言った方が正しいだろう。
先ほども言ったが、自立したくない人の方が圧倒的に多い。仕事は給料を貰うためだけに嫌々するものと考えている人達の事である。この様な方たちには無理矢理、自立してもらうための接し方は出来ない。
しかし、この社員さんたちが悪いわけでは決して無い。
この考え方が普通だからだ!
この『仕事は給料を貰うためだけに嫌々するもの』と言う考え方を受け入れなければ、絶対に自立社員を育てる事など出来ないだろう!
ただ、難しいのは、経営者はこの考えを受け入れても諦めてしまっては決していけない。常に、自立社員にしようと挑戦し続けなければならない。
しかし、その挑戦の仕方は、必ず『仕事は給料を貰うためだけに嫌々するもの』と言う考え方を受け入れた上で行う事が鉄則である。
この様なかなりのバランス感覚を要する社員さんへの接し方で一番気を付けているのが、元々いる社員さんである。
逆に新たに入ってきた社員さんには、比較的思い切った接し方が出来る。
あたかも、『元々うちは自立した社員しか許されないから!』的な態度を取れるからだ!
従って、最も簡単に自立社員に変わり易いのは、新規事業など既存の社員さんとは隔離した状況で新たに人を雇った場合などは、比較的自立する確率が高い。
やはり、人にとって変化はストレスと感じる。
これは、当たり前の事だ。別に変化を嫌う人がいけないのではない・・・
だからこそ、会社は社員に対して初めの接し方が最も重要だろう!
次の話は『求めるレベルの高さ』についてお話致します。
本日伝えたい事『自立社員=絶滅危惧種』